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栃木県宇都宮市で着物と着付け教室、振袖を扱う呉服専門店|宇都宮伊澤屋です。着物のお手入れや和のお稽古事、洋装・フェアトレードなども取り扱っております。

宇都宮伊澤屋へお越しの際は、ご来店予約が便利です。おまたせせずにご対応いたします。

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ミルトス・ブログ

秋風と冷気と敏感お肌
2018年10月29日

 

いつも当店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

ここ栃木県宇都宮市では、朝晩の気温がグッと低くなってまいりました。この乾燥と冷気はお肌の大敵です。

源氏物語の「須磨の秋」のところの有名なフレーズ「心づくしの秋風」というのが、ちょうど今の頃の秋風です。

「心づくし」とは、「いっそう気をもむような」という意味です。

 

 『須磨には、いと心づくしの秋風に、海はすこし遠けれど、行平の中納言の、「関吹き超ゆる」と言ひけむ浦波、

  夜々はげにいと近く聞こえて、待たなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。

  御前にいと人少なにて、うち休みわたれるに、一人目を覚まして枕をそばだてて四方の嵐を聞き給ふに、

  波ただここもとに、立ちくる心地して、涙落つともおぼえぬに、枕浮くばかりになりにけり。

  琴をすこしかき鳴らし給へるが、我ながらいとすごう聞こゆれば、弾きさし給ひて、

  恋ひわびて泣く音にまがふ浦波は思ふ方より風や吹くらむ

  と歌ひ給へるに、人々おどろきて、めでたうおぼゆるに、忍ばれで、あいなう起きゐつつ、鼻を忍びやかにかみわたす。』

 

現代語にしますと、

 

「須磨では、いっそう気をもむような秋風が吹いて、海は(光源氏の住まいから)少し遠くにありますが、行平の中納言が「関吹き越ゆる」と詠んだという浦波(の音)が、夜ごとに本当にたいへん近くに聞こえて、またとないほど悲しく感じるのは、このような所の秋なのでしょう。

光源氏のお側には、人が少なく、皆が寝静まっている中、(光源氏は)一人目を覚まして、枕から頭をあげて、四方の嵐(の音)をお聞きになっていると、波がすぐこの近くに寄せてくるような気がして、涙がこぼれるのにも気づかないうちに、枕が浮くほどになってしまいました。琴を少しばかりかき鳴らしなさいましたが、我ながらたいへんもの寂しく聞こえたので、弾くことを途中でおやめになられて、

恋しさに思い悩んで泣く音に浦波の音がよく似ているのは、(私のことを恋しく)思っている方角から(彼らの声をのせた)風が吹いてくるからでしょうか。

とお詠みにになると、(寝ていた)人々はハッと目を覚まして、素晴らしいと思うことに(都を追われた光源氏のことを思うと悲しみを)こらえることができずに、わけもなく起きたり座ったりしては、次々と鼻をそっと噛んでいます。」

 

都を追われた光源氏が、都から遠く離れた須磨の地で、寂しさに耐え難く涙する場面です。

なぜ、光源氏が都を追われたのでしょうか。

それは、「賢木」の巻の終わりで、朧月夜の尚侍(ないしのかみ)に会うために、太政大臣(元の右大臣)邸へ毎晩通いましたが、その人もなげな振る舞いに激怒した弘微殿の太后と太政大臣は、光源氏を政界から抹殺しようとします。光源氏は、官爵も取り上げられてしまいます。そのまま都に留まっては、流罪などに処せられるかもしれません。そこで光源氏みずから須磨に籠居しようと決意したのです。追われて逃げのびた須磨の地で、光源氏は明石姫君(あかしのひめぎみ)と出逢い、姫君を一人もうけます。

 

源氏物語の「須磨」のくだりのような、物悲しい雰囲気が似合う秋の冷たい風。

乾燥と冷気をもたらす秋風が吹き始めたら、お肌を守るために保湿が重要になってきます。

 

当店で取り扱いが始まりました、郡言堂の自然派スキンケア MeDu(めづ)は、梅花酵母エキスの効能で、お肌をしっとりとみずみずしくキープできます。

鳥取県・石見銀山の鉱夫たちが、鉱毒から身を守るために、梅の実をマスクに塗って身に着けたそうです。

その石見銀山の梅の花から発見された自然酵母が、梅花酵母です。梅花酵母エキスは、梅花酵母の細胞液を抽出したもので、ヒト表皮細胞のアミノ酸組成に近い成分を持つのが特徴です。肌馴染みの良い保湿成分の働きで、自力美肌へと導きます。

MeDu(めづ)という名前は、古語の「愛づ」から。自分をいつくしむ時間の大切さを込めています。

 

身体の冷えを取ることも、美肌のために大切なことです。

当店のフェアトレード商品コーナーには、第三世界ショップの烏龍茶、紅茶やチャイも取り扱っています。

烏龍茶や紅茶のように発酵させたお茶は、身体を温める効果があります。

ぜひ、当店にてご覧くださいませ。

(チョコレートも入荷しましたので、お味見にいらしてくださいませ。)

 

他にも、肌寒い季節に恋しくなる小物、ネルのような素材の足袋カバー、きもの姿にも似合う秋色のゴブランバッグ、秋のカラーの水牛のかんざし(トカゲの形です)、薄手のカシミヤショールなど、きものでのお出かけが楽しくなるアイテムが揃っております。

ぜひ、ご来店くださいませ。

 

秋風は思いの外、冷えるものです。お風邪など召されませんように。

今週もお元気にお過ごしくださいませ。

タグ: 栃木県  宇都宮市  宇都宮伊澤屋  群言堂  MeDu  第三世界ショップ  梅花酵母  紅茶  烏龍茶  チャイ