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栃木県宇都宮市で着物と着付け教室、振袖を扱う呉服専門店|宇都宮伊澤屋です。着物のお手入れや和のお稽古事、洋装・フェアトレードなども取り扱っております。

宇都宮伊澤屋へお越しの際は、ご来店予約が便利です。おまたせせずにご対応いたします。

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ミルトス・ブログ

雪の名前
2019年01月14日

雪の名前

 

いつも当店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

年明けのご挨拶から寒中お見舞いのご挨拶へと流れて行き、一年で一番寒い時期となりました。

日本全国のあちこちから雪の便りが届く時期ですね。

 

雪といっても色々な状態の雪があり、その一つ一つに素敵な名前が付いています。

 

粉雪(こなゆき)・綿雪(わたゆき)・牡丹雪(ぼたんゆき)

べた雪・新雪(しんせつ)・締雪(しまりゆき)

根雪(ねゆき)・どか雪・粗目雪(ざらめゆき)

吹雪(ふぶき)・地吹雪(じふぶき)・細雪(ささめゆき)

沫雪(あわゆき)・斑雪(はだれゆき)・雪時雨(ゆきしぐれ)

冠雪(かむりゆき)・垂雪(しずりゆき)・雪の華

雪明り・雪起こし・雪崩(なだれ)

残雪(ざんせつ)・雪代(ゆきしろ)・雪濁(ゆきにごり)

雪形(ゆきがた)・雪消の水(ゆきげのみず)・雪渓(せっけい)

 

まだまだありますが、天気予報やニュースによく使われる雪の名前は、このあたりでしょうか。

日本語は雨や雪の名前がたくさんあって、興味深いです。

フランス語は一千語覚えると、会話の80%を理解できるそうですが、日本語は一万語覚えても会話の60%しか理解できないそうです。

そのくらい語彙がたくさんあって、表現において豊かな言語であるそうです。

 

雪の結晶は美しいですね。

六角形を基本に形成される雪の結晶は、大きなものは肉眼でも確認することができますが、大半は顕微鏡などで拡大しなくては詳細はわかりません。

そんな雪の結晶を、江戸時代に細かく観察してまとめた図鑑があります。

手書きで描かれた「雪華図説(せっかずせつ)」です。

 

「雪華図説(せっかずせつ)」は、1832年(天保3年)に下総国古河(現・茨城県)の藩主、土井利位(どい としつら)が公務の合間の時間を使い、約20年もの歳月をかけて雪の結晶をまとめた図鑑です。86種の結晶をスケッチした「雪華図説(せっかずせつ)」は、日本最初の雪の自然科学書として高く評価されています。

結晶の観察には、オランダから輸入した顕微鏡(蘭鏡)を使用。「雪華図説(せっかずせつ)」の本文には観察方法も記されています。

「雪が降りそうな寒い夜、あらかじめ黒地の布を外にさらして冷却。舞い落ちる雪をその布で受ける。形を崩さぬよう注意して、ピンセットで取り、黒い漆器にの中に入れる。吐息のかからぬよう「蘭鏡」で観察する」

 

まだ観測技術も発達していなかった江戸時代。図鑑をよく見てみると、現代の技術で観測しているのと同じような結晶を見つけることができます。しっかりと小さいものが観測できる技術が、江戸時代にあったことに驚いてしまいます。

1840年には、97種の結晶を観測した「続雪華図説(ぞくせっかずせつ)」という続編も出版されています。

 

「雪華図説(せっかずせつ)」も「続雪華図説(ぞくせっかずせつ)」も、国立国会図書館デジタルコレクションで、その手書きの雪の結晶の絵を見ることができます。

 

初めて雪の結晶を顕微鏡写真に収めることに成功したのは、独学で写真を学んだアメリカ・バーモント州の農夫、ウィルソン・ベントレー氏です。

ベントレー氏が撮影した写真の一部は、1904年にナショナル・ジオグラフィック誌で紹介されました。さらに1923年にも特集が組まれ、雪の結晶の繊細な美しさと多様な幾何学模様を見事に写し出したベントレー氏の写真が紹介されました。

 

光が反射し屈折させるごく小さな結晶の造形、しかも2つと同じ形が存在しないことは現代でも驚きです。

 

ベントレー氏は1925年、自身の写真について次のように語っています。

「顕微鏡で見た雪の結晶は奇跡のような美しさでした。この美しさが人の目に触れないことは残念だと思ったのです」

ベントレー氏は1931年、バーモント州ジェリコの自宅で他界しました。生涯で撮影した雪の結晶の写真は5000枚を超えていました。

ベントレー氏の2400枚の写真を収めた作品集「雪の結晶」が出版された直後でした。

 

ベントレー氏の生涯は「雪の写真家 ベントレー」という絵本になっています。(BL出版 ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン作 メアリー・アゼリアン絵 千葉茂樹 訳)

 

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さて、119日(土)は毎年恒例の「新春きものパーティー」です。

 

「新春きものパーティー」  @宇都宮伊澤屋

 

2019119日(土) 

10:00 受付スタート

10:30 開演

遠藤玉久美先生による箏曲演奏

六段の調べ( 八橋検校 作曲

森の郭公 (坂本勉 作曲

四季の小学唱歌集 (坂本勉 編曲

 

安食弘幸牧師による 新春ほのぼのメッセージ

 

安食道子氏による独唱

 

軽食

 

お茶席 石崎宗慶先生

生け込み 藤井幸月先生

 

参加費 1500円(軽食代込み)

御予約が必要です。(お問い合わせ・ご予約 0120-39-1308

 

お琴を演奏してくださる遠藤玉久美先生のプロフィールはこちらになります。

 

*****遠藤玉久美先生プロフィール*****

10歳より 生田流箏曲故坂本勉氏に師事。坂本流名誉大師範授与。

1963 生田流玉遠会を設立。玉遠会会主となる。

1964 NHK邦楽技能者育成会10期卒業。

栃木県三曲会理事 坂本玉宏会宇都宮理事。

 

日本の素晴らしい伝統文化の継承に努め、古典、現代曲などジャンルにとらわれず、誰もが親しめる箏曲の普及に取り組む。

保育園、幼稚園、老人施設などの訪問や宇都宮市主催の小学校ふれあいコンサートの講師、公民館活動、各種イベントへの参加、玉遠会定期演奏会 50回など、多くの人に箏曲に親しんで欲しいと願い、後進の指導に努めている。

海外公演を通して国際交流を図り、ヨーロッパ各地をはじめ、オーストラリアやアメリカ、中国などを訪問している。

「恩師 坂本勉先生の生涯」を語り、偉業を伝えたいと考えている。

 

 

こちらは遠藤玉久美先生の恩師・故 坂本勉先生の作曲なさった「四季の小学唱歌集」です。「新春きものパーティー」当日の演奏で演奏予定の曲です。

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「新春きものパーティー」の後は、当店が長く取引させていただいている香老舗 松栄堂のスタッフを講師に迎えて、

「匂い袋を作る集い」https://www.facebook.com/events/2166499720281700/?ti=as

を開催いたします。

ラベンダー、シナモン、など馴染み深い香りのお香を自分のお好みの配合にブレンドして、世界にたった一つのオリジナルの香りの香袋を作ることができます。

香老舗 松栄堂ならではの、研究し尽くされた香りのバランス、また、お香についてのミニ講座もあって、新春にふさわしい雅やかな講座となっております。

参加費は材料費込みで、2000円です。

ご予約必要ですので、当店までご予約をお願い申し上げます。(0120-39-1308

 

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もう一つ、楽しく美味しく、そしてためになる冬の特別講座のご案内です。

 

手作り石けん教室「和の香 -wanoka-」主宰者・下山香織先生をお迎えして、冬場の乾燥の季節でもお肌をしっとりと保つ、手作り石けんのデモンストレーションをご覧いただきます。

美肌効果のあるハーブティーと美味しいお菓子をご用意してお待ち申し上げます。

 

「手作り石けんデモンストレーション」 @ 宇都宮伊澤屋https://www.facebook.com/events/2170959833164351/?ti=as

 

129日(火)10:00~11:30

お土産石けん & 美肌効果のあるハーブティー 美味しいお菓子付き

参加費 1500

御予約が必要です。(お問い合わせ・ご予約 0120-39-1308)

講師は下山香織先生です。

下山香織先生が主宰する手作り石けん教室は、こちらです。

「和の香 - wanoka -https://www.facebook.com/%E5%92%8C%E3%81%AE%9%A6%99-wanoka-376998002807939/

 

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そして、少し早めのご案内になりますが、とても素晴らしいイベントなので是非、ご予定をご確認ください。

215日(金)・16日(土)・17日(日)の3日間で、毎年恒例の「kimono No.1」が今年もホテルニューオータニで開催されます。

人間国宝の作家先生の作品が一堂に並び、日本全国の素晴らしい作家先生たちの渾身の作品が一箇所に集まるのは、年に一度のこのイベントだけです。

きものの伝統を受け継ぎつつ、常に新しい課題に果敢にチャレンジする様子は本当に感動的で胸を打ちます。

ぜひ、当店のスタッフとご一緒に参りましょう。

ご予定をご確認なさってくださいませ。

 

今週も寒い日々が続きます。インフルエンザも流行中です。あたたかくして、お健やかにお過ごしくださいませ。

 

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