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栃木県宇都宮市で着物と着付け教室、振袖を扱う呉服専門店|宇都宮伊澤屋です。着物のお手入れや和のお稽古事、洋装・フェアトレードなども取り扱っております。

宇都宮伊澤屋へお越しの際は、ご来店予約が便利です。おまたせせずにご対応いたします。

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ミルトス・ブログ

イケ マサツヲ オソレズニ
2019年04月08日

イケ マサツヲ オソレズニ

 

いつも当店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

当店がございます栃木県宇都宮市は、まさに今が桜が満開の時期でございます。

ソメイヨシノの満開を迎え、あちこちの桜の木の下で花見の宴が開かれています。

 

桜は日本の国花。また、日本原産です。

属名はPrunus。バラ科の落葉低木または高木で、北半球の温帯と暖帯に分布します。

サクラの語源は、この木で稲の豊凶を占ったことから、サは穀霊、クラは神座を意味するという説があります。

また、「古事記」に登場するコノハナサクヤヒメの「サクヤ」から転じたという説もあります。

それから、うららかに咲くことから、サキウラが転訛したという説も。

梅に代わり、日本を代表する花木になったのは平安期。桜を好んだ大名が名所を作り、庶民も桜を見に出かけるようになりました。

日本で多く見られるソメイヨシノは江戸時代末期、現在の東京駒込付近にあった染井の植木屋が売り出したことが発祥とされています。

日本の桜が初めて世界に紹介されたのは、1712年、さらに1822年にヨーロッパに輸入されました。

生薬で桜皮は皮膚疾患に用いられます。

花言葉は「精神美」。

 

満開の桜咲く中、各企業や学校も新しい年度が始まり、入社式、入学式などの新しい生活のスタートがお祝いされています。

当店のお客様の運営されている施設も、新年度のお祝いが開かれ、お招きをいただいて出席させていただきました。

その帰り道、どうも車の調子がおかしくて、そのままいつもお世話になっている修理屋さんに伺いました。

トランスミッションのベアリングが不調らしいとのことでした。

 

「ベアリング」と聞いて、思い出した広告のコピーがありました。

何年か前の日経新聞に載っていたもので、ベアリングを製作している日本精工(NSK)という企業の広告です。

あまりにも感動したので、ノートに書き記しておいたものをご紹介しますと、

 

生まれて成長して壁にぶつかって

へこんでなんとか乗り越えて

少しだけ強くなって世界が広がったように思って

新しい悩みができて人を傷つけて傷ついて

結局ひとりなんだと思ってなのにまわりに助けられて

社会に出てたくさん期待してハードルは高くって

無力だなと思ってなんだか嫌になって

あきらめようとしてあきらめられなくて

開き直ってよしもう一度

イケ マサツヲ オソレズニ

機械の摩擦を減らす会社として。

NSK

 

ベアリングを製作する企業なのに、一度も「ベアリング」が出てきません。まず、それがカッコイイなと思いました。

そして、コピーの内容がまた素晴らしい!

ちっともカッコ良くないのにカッコイイのは、このコピーを読んだ誰もが経験する感情が、ハッキリと明確な言葉となってコピーの中に存在するからだと思います。

人は誰しも摩擦を経験します。ケンカしたり、傷つけたり、傷ついたり。

家族、友だち、恋人、同僚、そして自分自身との間の摩擦を乗り越えながら日常を生きています。

 

ベアリングとは、機械の部品です。

機械を動かす軸に必要な部品で、軸の摩擦を少なくして回転を滑らかにします。また、回転する部分を守り、回転する軸が正しい位置を保つようにします。

ベアリングが無いと、滑らかに回転することができなくなり、多くのエネルギーを消費します。また、回転を支える部分がすぐに故障してしまいます。

つまり、機械を動かすためになくてはならないものなのです。

例えば、車1台を見てみますと、だいたい100個のベアリングが使用されています。高級車につきましては150個くらいのベアリングが使われています。

 

ところで、お客様にとっての「ベアリング」って何でしょうか?

お客様が日々お過ごしになっている中で、お客様の中の「軸」を滑らかに回転させるための、様々な摩擦からお客様を守るためのものって何でしょうか?

ここで「伊澤屋さんに遊びに行くことよ!」というお答えをいただけたら、それはもちろん手前どもにとって嬉しいことこの上ないですが。

 

お客様にとって日々の生活の中で、元気を与えられたり、ホッとしたり、穏やかになれたり、我を忘れて没頭したり、スパッと気分転換がはかれたりするものは何でしょうか?

 

当店では様々なカルチャー教室をご用意しております。

お客様にとってのベアリングの一つになれたら光栄です!

ぜひ、ホームページの「カルチャー教室」のページをご覧くださいませ。

 

当店のカルチャー教室の一つに、歌声喫茶があります。

耳馴染みのある歌を参加者の皆さんと楽しく歌うお教室です。

先日、そこで讃美歌の「いつくしみ深き」を歌いました。よく結婚式で歌われる讃美歌で、お聞きになれば「ああ、聞いたことある!」とお思いになると存じます。

この讃美歌の歌詞を書いたのはジョセフ・スクライヴン。1819年にアイルランドで生まれました。

首都ダブリンのトリニティーカレッジを卒業後、さらにアディコーム・ミリタリーカレッジに入学、そこで学んでいたときに出会った女性と婚約します。

しかし、結婚式の前日に、その婚約者が乗っていたボートの事故により、婚約者は池で溺死してしまいます。

まさにベアリングを損失した状態になります。

絶望し悲嘆にくれたスクライヴンはそれでも立ち上がろうとして、翌年、1844年、25歳の時にカナダに渡り、ボートホープに移住して教師となり、新しい生活を始めます。プリマス・ブラザレンの教会に属して、やもめを支援する活動を立ち上げ、町の人々から慕われ頼りにされて「良きサマリア人」とあだ名が付けられるまでになりました。

婚約者の死を忘れるために、悲しみを乗り越えようと苦しんだ日々だったようです。

41歳の時に、23歳の女性、エリザ・ローチ・キャサリンと恋をしますが、悲しいことに、1860年にエリザも結核でこの世を去ってしまいます。

「いつくしみ深き」はこのような体験、ベアリングを喪失してしまった期間に書かれた歌詞なのです。

 

「いつくしみ深き」を歌手の森山良子さんが歌っています。

動画はこちらです。

 

 

また、ジョセフ・スクライヴンが書いたオリジナルの「いつくしみ深き」をそのまま英語で歌っている動画もご紹介します。

Alan Jacksonが昨年の夏、Rymanのライヴで歌っている動画です。

 

 

さて、当店のイベントをご紹介します。お客様のベアリングの一つになれたら幸いです。

 

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4月14日(日)10:00~12:00 の日程で、「季節のパン作り教室~春のパン~」を開催します。

講師はカジルシイチバ 主宰者の岡田悦子先生です。

あんぱんを作ります。

初心者大歓迎です。

参加費2000円です。

ご予約必要です。(伊澤屋 0120-39-1308)

 

桜満開の春たけなわですが、まだまだ肌寒い日もございます。お身体ご自愛くださいませ。今週もお健やかにお過ごしくださいませ。