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栃木県宇都宮市で着物と着付け教室、振袖を扱う呉服専門店|宇都宮伊澤屋です。着物のお手入れや和のお稽古事、洋装・フェアトレードなども取り扱っております。

宇都宮伊澤屋へお越しの際は、ご来店予約が便利です。おまたせせずにご対応いたします。

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ミルトス・ブログ

「ラ・ジャポネーズ事件」に思うこと
2019年09月30日

「ラ・ジャポーネーズ事件」に思うこと

 

いつも当店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

新潟からお届けしております。

長月も終わりを迎えました。

七十二候では、928日は「蟄虫坏戸」(むしかくれてとをふさぐ)。虫が土の中にもぐり始める時季。

そして103日は「水始涸」(みずはじめてかるる)。水田の水がなくなり始める実りの時季。

まさに秋たけなわ。

秋の夜空は控えめで、やや寂しい感じがするのは、ゴージャスな冬空の直前だからなのでしょうか。

秋の夜空の唯一つの一等星、南魚座(みなみのうおざ)のフォーマルハウトは、中国名は「北落師門」(ほくらくしもん)と言います。呉服屋とは深い縁があるシルクロードの起点とされる中国陝西省(せんせいしょう)の西安は、その昔は長安と呼ばれていました。

「北落師門」はその古都の北門の名前からきています。

いにしえには、北落師門の光が微かな時は軍が滅びるといわれて、この星を兵の星に見ていました。

李白の詩「司馬将軍の歌」にも詠まれています。

「狂風古月吹(きょうふう くらきつきをふき)

 密弄章華台(密かに弄す章華台)

 北落明星動光彩(北落の明星 光彩を動かし)

 南征猛将雷雲如(南征の猛将は 雷雲の如く)」

 

ひそやかに光る星々を空に見る秋の盛り。

食欲の秋。芸術の秋。

108日から東京美術館で始まる「ゴッホとゴーギャン展」。

とても楽しみにしています。

ゴッホが生きていた時代、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパでは浮世絵をはじめとする日本美術が大流行しました。

その大胆な構図と色使い、独特の装飾模様はヨーロッパの美意識に根本的な変革をもたらし、ジャポニズムという現象が生まれました。

ゴッホと同じ頃、活躍したクロード・モネもその流れの中で「ラ・ジャポネーズ」という作品を描きました。

こちらの作品です。

 rajaponezu.jpg

 

 

そしてこの作品を使ってキモノ試着イベントをアメリカのボストン美術館が開催したことがありました。

20157月のことです。

クロード・モネの「ラ・ジャポネーズ」という作品の前で、キモノに触れてみたり、試着して絵画の前で記念撮影できるイベントでした。こちらはその様子。

 bostonivent.jpg

 

 

ですが、ソーシャルメディア上で「文化的に無神経で人種差別だ」という講義の声が広がり、美術館の前で抗議する人たちも現れ、批判はさらにエスカレートして「用意された衣装は正確には着物ではなく打掛だ」という抗議まで起きてしまい、イベントは中止となってしまいました。

呉服屋としましては、せっかくの西欧でのキモノ試着イベント。どうにかもっと上手く紹介できなかったかしら?と残念に思いました。

例えば、私どものように黄色い肌の方や、またアフリカン・アメリカンと呼ばれる方のモデルの方に打掛を着ていただき、「こんな感じに試着してみてください」的なポスターやチラシをまず作って配るとか。

西欧から見たキモノのハッとするような美しさをご紹介するせっかくのチャンスだったのに。

と、当時、悔しく残念に感じたことを覚えております。

今思い出しても、あー悔しい!です。

 

さて、そのジャポニズムの真っ只中にい居たお二人、ゴッホとゴーギャン。

今回は絶対見逃せない3つのポイントがあるそうですよ。

まずはゴッホが描いた「ゴーギャンの椅子」

これは南仏アルルで実現したゴーギャンとの共同生活の中で描かれた作品だそうです。ゴーギャンが愛用した肘掛椅子にはロウソクと2冊の本が置かれ、ゴーギャンを象徴的に描いているそうです。

二つ目は、ゴーギャンが描いた「肘掛け椅子のひまわり」

ゴッホを連想させるひまわりが椅子に置かれています。ゴッホの死後、亡き友人を偲んで、タヒチで描いた作品だそうです。

三つ目は、ゴッホが描いた「収穫」

ゴッホ自身が「他のすべての作品を完全に圧倒する」と語った作品だそうです。

喧騒のパリから離れて、南仏アルルに移住したゴッホが描いた小麦の収穫の風景の絵です。

 

今からとても楽しみにしております。

もしかしたら、当店の企画のSの提案で「キモノでゴッホ&ゴーギャン観に行きましょうツアー」を催行するかもしれません。

その時にはお知らせ致します。

 gogh.jpg

ゴッホとゴーギャン展

Van Gogh and Gauguin: Reality and Imagination

2016108日(土)~1218日(日)東京都美術館

110-0007

東京都台東区上野公園8-36

TEL : 03-3823-6921

FAX : 03-3823-6920

お掛け間違いにご注意ください。

開館時間 : 9:3017:30(入館は17:00まで)

特別展開催中の金曜日:9:3020:00

休館日 : 13月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)

特別展・企画展:月曜日休室(祝日・振替休日の場合は翌日)

年末年始のほか、整備休館など臨時に休館及び開館することがあります。

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さて、当店の秋のイベントをご紹介いたします。

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102日(水) ~ 5日(土) 大感謝祭

ハズレ無しのあみだくじで何が当たるかお楽しみに!

ご来店のご予約は0120-39-1308

 

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手作り石鹸教室は、日程が変更になりました。

手作り石鹸教室~米ぬか石けん~

108日(火)  10:00~ 12:00

 komenuka.jpg

手作り石けん教室「和の香-wanoka-」主宰者・下山香織先生をお迎えして、暑さと冷房による乾燥でダメージを受けたお肌を修復する、米ぬか石けんを手作りします。

下山香織先生手作りのお土産石けん&美肌効果のあるハーブティー&美味しいお菓子付き♩

 

参加費 4000円(定員6名)

持ち物 タオル3~4本、筆記用具、飲み物

 

*御予約が必要です。(お問い合わせ・御予約0120-39-1308

**薬品(劇薬)を使用しますので、お子様連れはご遠慮ください。

 

講師の下山香織先生は、一般社団法人ハンドメイド石けん協会( https://www.sekken.info/ )のジュニアソーパーの資格をお持ちです。

下山香織先生が主宰するお教室はこちらです。

「和の香-wanoka-

https://www.facebook.com/%E5%92%8C%E3%81%AE%9%A6%99-wanoka-376998002807939/

 

米ぬかの効能としては、

・ビタミンBEが豊富なので、肌の潤いを守って、代謝を高める。

・汚れや余分な角質によるくすみを取ってくれるので、美白効果が期待できる。

・米ぬかセラミドという保湿効果により、洗い上がりがしっとりもちもちする。

 

ぜひご参加くださいませ!

 

朝晩の風が冷たくなってまいりました。

お風邪など召されませんよう、お身体ご自愛くださいませ。

 今週もお健やかにお過ごしくださいませ。

 

タグ: 栃木県  宇都宮市  宇都宮伊澤屋  きもの下山香織  和の香  手作り石けん  東京美術館  ゴッホとゴーギャン展  ゴッホ  ゴーギャン  ボストン美術館  ラ・ジャポネーズ